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京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

袖付きコルセット[左] コルセット[右] 子供用コルセット[中]

© The Kyoto Costume Institute, photo by Toru Kogure

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袖付きコルセット[左]
コルセット[右]
子供用コルセット[中]

1760年頃 - フランス?[左]
18世紀中期 - アメリカ[中]
18世紀初期 - フランス[右]

素材・形状特徴
ペール・ブルーに花柄の絹ブロケード。前後で紐締め。リボン結びの袖。全体にボーン入り。[左]
ベージュの麻の平織に革の縁取り。全体にボーン入り。[中]
オレンジの絹ファイユ。銀のブレードの縁飾り。背と両サイドは紐締め。前中央内部にポケット付き。全体にボーン入り。[右]
収蔵品番号
AC224 77-11-64AD [左]
AC6379 89-17-51 [中]
AC977-5-2AC [右]

上半身に付ける一種の胴衣であるコルセットは、下着用に使われる簡素なものと、室内でのくつろぎ用の装飾を施したものがあり、後者には袖付きのものもあった。 フランスでは中世以来、それぞれ専門の同業組合が結成され、厳しく専門性が守られており、衣服の仕立ては男性の仕事だった。しかし、1675年に女性が服作りに携わる資格を与えられ(ディドロ『百科全書』)、女性の仕立師(クチュリエール)も登場するが、鯨骨などの硬い材質を縫い込むための力を必要としていたコルセットの製造は、男性仕立師(タイユール)に限られていた。

1700s-1750s