KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

ドレス(ローブ・ア・ラ・ポロネーズ)

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

画像にマウスカーソルを乗せると拡大します。

ドレス(ローブ・ア・ラ・ポロネーズ)

1780年頃 - フランス

素材・形状特徴
イエローを中心に、ローズ、萌葱色、黒、アイヴォリーの12色の縞柄の絹タフタ。前はフック留め。ガウンをはしょるためのくるみ釦付き。共布のペティコート。
収蔵品番号
AC7620 1992-34-1AB

1770年代に登場した、後ろ腰を釦と紐で持ち上げた三つの襞が特徴のローブ・ア・ラ・ポロネーズ。18世紀後半、宮廷服を除いて衣服は簡素化へ向かい、女性服にもカジュアルな着装が広がった。
ドレスに使用された布にも軽やかな風合いのものが主流となり、この頃からあらゆる階級を巻きこむ流行となった縞柄への嗜好もそうした傾向を表している。とりわけフランス革命直前の80年代には、男女共に縦の縞柄の服が広く流行した。

1780s-1790s