KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

ジャケット(ピエロ)

© The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa

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ジャケット(ピエロ)

1790年頃 - フランス

素材・形状特徴
グリーンと黄色の絹タフタとサテンの縞織。絹フリンジ飾り。
収蔵品番号
AC5784 88-19-13

ピエロと呼ばれた軽快なジャケット。丈が短く、ぴったりと細身で後ろに短い垂れが付く。1780年代中頃から90年代にかけて流行した。
フランス革命直前、仰々しい宮廷服が登場する一方で、対照的に服飾の簡素化が進み、お洒落なジャケットが登場した。軽やかな白いリノン(麻のような質感の綿平織寒冷紗)製のスカートと組み合わされた。

1780s-1790s