KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

ブラシエール

© The Kyoto Costume Institute, photo by Toru Kogure

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ブラシエール

19世紀初期 - 製作国不詳

素材・形状特徴
茶色のクチ。ツーピースの胸当て。バストの位置にボーン入り。
収蔵品番号
AC210 77-11-50AB

紐で胸部に巻きつける左右に分かれた胸当て。ブラジャーの前身である。フランス革命の激動期、ロココ期の衣装から、合理的な新古典主義の衣装へと劇的に展開したとき、鯨骨入りのコルセットとパニエは使われなくなり、そうした過渡期の下着である。1804年頃から新たに鯨骨の入らない柔らかいコルセットが登場し、19世紀を通してクリノリン、バッスルとともにコルセットは再び女性の不可欠な下着となる。この間、コルセットはブラジャーの役目を兼ねていた。本格的なブラジャーの登場は20世紀を待たねばならない。

1800s-1810s