KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

コート・ドレス(ルダンゴト)

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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コート・ドレス(ルダンゴト)

1810年代前半 - フランス

素材・形状特徴
綿平織にプリントによる黄土色とカーディナル・レッドの縦縞柄のコート・ドレス(ルダンゴト)。
収蔵品番号
AC10793 2003-2-1

装飾を排除したスリムなシルエットを当時流行の縞柄が際立て、共布のベルトがウエストを高く示している。前あきのスカート部分は比翼仕立て。縞柄はフランス革命直前から流行していたが、革命期以降もナポレオンのエジプト遠征などによって、エジプトやトルコ風の異国情緒に富んだ縞柄が流行し、衣服や室内装飾などで頻繁に見られた。

1800s-1810s