KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

カシミア・ショール

© The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa

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カシミア・ショール

1810-20年代 - インド

素材・形状特徴
マダー・レッドのカシミア・ツイルの長方形。多色の松かさ柄。
寸法
136cm / 309cm
収蔵品番号
AC2212 1979-9-17

18世紀末西欧にもたらされたカシミア・ショールは、インド北西部カシミール地方の山羊の短く柔らかい毛を手で紡いだ高価な品だった。赤を中心とする多彩な色彩と異国的で精緻な柄、柔らかい肌触りにたちまち女性たちはとりこになる。希少性と異国趣味、実用性も兼ねて、19世紀を通じて大きな流行となった。

1800s-1810s