KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

スリーブ・パッド

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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スリーブ・パッド

1830年代 - 製作国不詳

素材・形状特徴
白の綿平織。中にダウン入り。
収蔵品番号
AC9455 97-18-2AB

スリーブ・パッドは、この時代を特徴づける大きなパフ・スリーブのために着装された。薄い綿素材でギャザーをふんだんに使い立体的に仕立てられている。中身の羽毛は軽く、パッドを大きく膨らませている。ドレスに固定するために紐が付いており、着装の際にドレス側の紐と結んだ。流行のなだらかな肩の線を延長するために膨らんだパフ・スリーブが効果的に使われた。

1820s-1840s