KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

デイ・ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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デイ・ドレス

1865年頃 - 製作国不詳

素材・形状特徴
水色の絹タフタ。ツーピース・ドレス。ボディスにシュニールとフリンジ飾り。
収蔵品番号
AC1063 78-30-74AB

1865年頃、スカートの膨らみが最大になったクリノリン・ドレスの好例である。スカートの膨らみは後方に大きなボリュームを見せている。スカート部分に多量の絹織物を使用するクリノリンの流行は、低迷していた絹織物産業を活性化させた。織機の改良、染色技術の発達、またミシンの実用化もこの時代の衣服産業を活気づけた。

1850s-1860s