KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

扇「オキシデンタル」

© The Kyoto Costume Institute, photo by Masayuki Hayashi

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扇「オキシデンタル」

1911年

デザイナー
ジャンヌ・パキャン、ポール・イリーブ(イラスト)
ブランド
ジャンヌ・パキャン
レーベル
Edité par PAQUIN-Paris-PAUL IRIBE PINXIT
素材・形状特徴
羊皮紙。ポショワールによる海と山を背景に花を持つ女性像。イラストはポール・イリーブ。
寸法
31.5cm (高さ) / 26cm (幅)
収蔵品番号
AC9173 94-39-2

ビジネス感覚に長けていたパキャンは、メゾンの宣伝用としてアーティスティックな扇を製作し、人々の興味を引きつけた。扇面の絵は、当時ファッション・イラストで人気を博したイラストレーター、ポール・イリーブによる。イリーブの他にもジョルジュ・バルビエ、ジョルジュ・ルパップら気鋭のアーティストが起用された。その図案は『L'Eventail et la Fourrure chez Paquin』(1911年)に収録されている。

1910s