KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

イヴニング・ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

画像にマウスカーソルを乗せると拡大します。

イヴニング・ドレス

1930年頃

デザイナー
ガブリエル・シャネル
ブランド
シャネル
レーベル
CHANEL CANNES-31, RUE CANBON PARIS-BIARRITZ
素材・形状特徴
ベージュの絹サテンとレースの接ぎ合わせ。
収蔵品番号
AC4479 83-11-15

ベル・エポック期のランジェリーを思わせるような1930年代のイヴニング・ドレス。下着に多用されるレースのインサーションという手法を用いながら、斬新な優雅さを漂わせている。
今やアウターと化したキャミソールやスリップ・ドレスなど、現代の下着ファッションを先駆けている。シャネルは1910年代から男性用下着の素材だったジャージーをオートクチュールの服に取り入れるなど、常に先頭を切って意識の転換を図ってきた。

1930s