KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

イヴニング・ラップ

© The Kyoto Costume Institute, photo by Kazumi Kurigami

画像にマウスカーソルを乗せると拡大します。

イヴニング・ラップ

1955年頃

デザイナー
ユベール・ド・ジヴァンシィ
ブランド
ジヴァンシィ
レーベル
無し
素材・形状特徴
ショッキング・ピンクの絹サテン。直線的な裁断の2枚の身頃の脇に三角形の襠(まち)を入れた構成。
収蔵品番号
AC9168 94-36

直線的な裁断のイヴニング・ラップ。鮮やかな色彩と張りのある上質なシルク・サテンの質感が効果的に活かされている。
1952年にオートクチュール・メゾンを立ち上げたジヴァンシィは、53年、巨匠、バレンシアガに出会い、強い影響を受けた。彼に倣って過剰な装飾を削ぎ落とし、60年代ファッションを予測させるミニマルかつエレガントな服を追求した。

1950s