KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

パンプス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Masayuki Hayashi

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パンプス

1950年代後半

デザイナー
ロジェ・ヴィヴィエ
ブランド
クリスチャン・ディオール
レーベル
Christian Dior créé par Roger Vivier RITZ
素材・形状特徴
アイス・グリーンの絹ツイルに水玉のプリント。リボン飾り。
収蔵品番号
AC5419 86-31-3AB

ヴィヴィエがディオールのために制作したパンプス。華奢なつま先とかかとは、1950年代の典型的なスタイルである。オートクチュール・メゾンはドレスだけでなく、バッグ、靴などのアクセサリーをトータルにそろえ、隙のない贅沢な装いを提案した。
ヴィヴィエは1937年に独立し、ディオールのための靴を53年から制作した。彼の華麗な靴は、ディオールのドレスが持つ贅沢なエレガンスと共鳴するものだった。英国エリザベス女王の戴冠式の他、ウィンザー公爵夫人、エリザベス・テーラーなど名だたる女性たちがヴィヴィエの靴の虜となった。

1950s