KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

水着

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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水着

1964年

デザイナー
ルディ・ガーンライヒ
ブランド
ルディ・ガーンライヒ・デザイン・フォー・ハーモン・ニットウェア
レーベル
RUDI GERNREICH DESIGN FOR HARMON KNITWEAR
素材・形状特徴
黒とトープのストライプのウール・ジャージー。ウエストから上はストラップのみ。
収蔵品番号
AC10127 99-27

世界中にスキャンダルを巻き起こしたトップレス水着「モノキニ」。皮膚そのものが最も美しい服になり得るという、新しい身体意識をはっきりと打ち出した。
ガーンライヒは1960年代以降、人間の身体性を強く意識した作品を作り続けたデザイナー。64年にトップレス水着を出し、当時「ビキニ(Bi=二つ)」と呼ばれて流行していたツーピース水着に倣って「モノキニ(Mono=一つ)」と呼び、センセーションを巻き起こした。65年には肌色のナイロン製のブラジャー「ノーブラ・ブラ」など、新しい身体性を持つ作品を次々と発表した。70年には男女の性差を消すユニセックス・ファッションを発表し、既存の概念にとらわれない独自のアプローチを試みた。

1960s