KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

セーター[左] ブラウス、ベスト[右]

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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セーター[左]
ブラウス、ベスト[右]

1971年頃[左]
1972年(ブラウス)、1974年(ベスト)[右]

デザイナー
ソニア・リキエル[左]
ソニア・リキエル[右]
ブランド
ソニア・リキエル[左]
ソニア・リキエル[右]
レーベル
SONIA RYKIEL[左]
SONIA RYKIEL(ブラウス)[右]
素材・形状特徴
深緑のニット。前身頃に少女のモチーフを編み込み。袖口と裾はリブ編み。[左]
ブラウスは、赤い綿ガーゼに果実柄のプリント。ベストは黒と赤の果実柄のジャカード・ニット。衿ぐりと袖ぐりは黒いモヘア。裾はリブ編み。[右]
クレジット・ライン
岡村嘉子氏寄贈[左]
収蔵品番号
AC7778 93-22-2 [左]
AC9350 96-20-9, AC4898 84-26-2 [右]

日常用の普段着でしかなかったニット・アイテムをファッショナブルに変身させた、ソニア・リキエルの作品。
1970年代、プレタポルテは現実の生活に適し、しかもおしゃれなファッションを次々に提案してオートクチュールを凌駕するほどの勢いを見せていった。62年からファッションの仕事を始めたリキエルは、68年に「ソニア・リキエル」ブランドを開始。女性の身体をぴったり包み、その華奢さを強調するようなニットの服を作った。お洒落なニットの他、縫い目が表に出ている服、裾の折り返しのない服といった「サン・クチュール」の服を提案し、伝統にとらわれない新しい時代を牽引した。

1970s