深井晃子(理事、名誉キュレーター)

深井晃子/Akiko FUKAI, Director, Curator Emeritus

2020.07.10 Update

1979年より京都服飾文化研究財団(KCI)で学芸部門の仕事に関わる。1990年よりチーフ・キュレーターとして収集、保存、研究、公開などの学芸全般の活動を統括。1996年より理事に就任。2015年より名誉キュレーターに就任。
2017年8月より、イヴ・サンローラン美術館パリ/マラケッシュ学術委員に就任。
2000年より、静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科教授(~2007年 3月)、2003年より、同大学院文化政策研究科教授(~2007 年 3月)を務めるなど、教育活動にも携わる。

深井晃子 業績書(2020年7月現在)

【略歴】
お茶の水女子大学、並びに同大学院修士課程にて西洋服装史を専攻。その後パリ第4大学(ソルボンヌ)で美術史を専攻。

1979年より京都服飾文化研究財団に勤務。

1989年、京都国立近代美術館で開催されたロココ時代の衣装の展覧会「華麗な革命」展の監修。ニューヨーク、パリにも招聘された。同年、「華麗な革命」の開催・実施の功績が認められ、毎日ファッション大賞特別賞、FEC賞(日本エディターズクラブ)を受賞。

1994年、京都国立近代美術館で開催の「モードのジャポニスム」展の監修。西洋のファッションの上にいかに日本が影響を与え続けてきたかを初めて明らかにし、東西文化交流の研究やファッションの流れに大きな影響を与えた。以後2004年まで、パリ、東京、ロサンゼルス、ニューヨーク、ニュージーランドに巡回。
1999年、京都国立近代美術館と東京都現代美術館で開催の「身体の夢:ファッションOR見えないコルセット」展を監修。

2004年、京都国立近代美術館と森美術館で開催した「COLORS ファッションと色彩」展を監修。
2004年、お茶の水女子大学から「お茶の水女子大学名誉博士」の称号を授与。
2008年、西欧服飾の研究者として活躍し、なかでもファッションにおけるジャポニスム研究の第一人者として、我が国の服飾界の発展に貢献したことが評され、文化庁長官表彰を受賞。
2009年、京都国立近代美術館と東京都現代美術館において開催した「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展を監修。

2010年~2014年、「Future Beauty: 30 Years of Japanese Fashion」展を監修。ロンドン、ミュンヘン、
東京、シアトルとセイラム(米)、京都、ブリスベン(豪)を巡回。
2011年3月、京都市芸術功労賞を受賞。
2015年4月、京都服飾文化研究財団・名誉キュレーターに就任
2017年、横浜美術館で開催の「麗しき東西交流展」を共同監修。
2017年8月、イヴ・サンローラン美術館パリ/マラケッシュ学術委員に就任。
2018年10月、第39回「ジャポニスム学会賞」を受賞。対象業績は『きものとジャポニスム―西洋の眼が見た日本の美意識』(平凡社、2017年)。
2018年~2019年、「Kimono Refashioned」展を監修。同展は米国三館を巡回。

【主要著書】
『パリ・コレクション』(講談社、1993年)
『ジャポニスム イン ファッション』(平凡社、1994年)
『20世紀モードの軌跡』(文化出版局、1994年)
『世界服飾史』[監修](美術出版社、1998年)
『名画とファッション』(小学館、1999年)
『ファッション 18世紀から現代まで 京都服飾文化研究財団コレクション』[監修](タッシェン、2002年)
*同書は英語、仏語、独語、日本語、他6ヶ国語が出版され、現在までに65万部が販売された。
『ファッションの世紀』(平凡社、2005年)
『ファッションから名画を読む』(PHP研究所、2009年)
『Future Beauty: 30 Years of Japanese Fashion』[共著](メレル・パブリケーション、2010年)
『Fashion Game Changers』[共著](Bloomsbury Visual Arts、2016年)
『きものとジャポニスム―西洋の眼が見た日本の美意識』(平凡社、2017年)
『ヨーロッパに眠る「きもの」』[共著](東京美術、2017年)
『Margiela: The Hermès Years』[共著](LANNOO、2017年)
『L’Asie Rêvée d’Yves Saint Laurent』[共著](Edition Gallimard、2018年)
『Kimono Refashioned: Japan's Impact on International Fashion』[共著] (サンフランシスコ・アジア美術館、2018年)
『Kimono: Kyoto to Catwalk』[共著](Victoria & Albert Museum、2020年)ほか。

【主要訳書】
『ファッション事典』(平凡社、1988年)、『カシミア・ショール』[監訳](平凡社、1988年)、
『レース』(平凡社、1989年)、『女性下着の歴史』(エディション・ワコール、1990年)、
『フランスの更紗』(平凡社、1990年)、『マテリアル・ウエルス』(京都書院、1989年)ほか。

【主要論考】
「不連続の連続:日本ファッションの細胞」、『FUTURE BEAUTY 日本ファッション:不連続の連続』展図録、2014年3月
「ラグジュアリー/ファッションの欲望」『ラグジュアリー:ファッションの欲望』 2009年4月
「仮託された夢、時代の色」『COLORSファッションと色彩:Viktor & Rolf & KCI』 2004年4月
「身体の夢:20世紀の身体イメージとファッション」『身体の夢:ファッションOR見えないコルセット』 1999年4月
「モードのジャポニスム」『モードのジャポニスム』 1996年9月


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