〈上段左から〉ロエベ(ジョナサン・アンダーソン)ドレス2022年秋冬 ©京都服飾文化研究財団、撮影:来田猛/カステルバジャック(ジャン・シャルル・ド・カステルバジャック)コート 1988年秋冬 ©京都服飾文化研究財団、撮影:来田猛/コム デ ギャルソン(川久保玲)トップ、パンツ 2020年春夏 ©京都服飾文化研究財団、撮影:来田猛/AKI INOMATA《やどかりに「やど」をわたしてみる –Border–》2010/2019年 京都国立近代美術館蔵 ©AKI INOMATA 〈下段左から〉原田裕規《Shadowing》(部分)2023年 © Yuki Harada/バレンシアガ(クリストバル・バレンシアガ)ドレス 1951年 ©京都服飾文化研究財団、撮影:畠山崇/ヘルムート・ラング(ヘルムート・ラング)カットアウト・カーディガン 2003年春夏 ©京都服飾文化研究財団、ヘルムート・ラング寄贈、撮影:守屋友樹/ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)1775年(素材は1760年代)©京都服飾文化研究財団、撮影:畠山崇
LOVE ファッション
─ 私を着がえるとき
- 京都会場 = 京都国立近代美術館
- 2024年9月13日(金)
~ 11月24日(日)
- 熊本会場 = 熊本市現代美術館
- 2024年12月21日(土)
~ 2025年3月2日(日)
開催概要
京都国立近代美術館(MoMAK)と京都服飾文化研究財団(KCI)は、2024年9月13日(金)から11月24日(日)まで特別展「LOVE ファッション─私を着がえるとき」を開催いたします。
服を着ることは人間の普遍的な営みのひとつです。そして装いには私たちの内なる欲望が潜み、憧れや熱狂、葛藤や矛盾を伴って表れることがあります。お気に入りの服を着たい、あの人のようになりたい、ありのままでいたい、我を忘れたい、……。着る人のさまざまな情熱や願望=「LOVE」を映し出す存在としてのファッション。そこには万華鏡のようにカラフルな世界が広がっています。
本展では、KCIが所蔵する18世紀から現代までの衣装コレクションを中心に、人間の根源的な欲望や本能を照射するアート作品とともに、ファッションとの関わりにみられるさまざまな「LOVE」のかたちについて考えます。展覧会を通して、私たち人間が服を着ることの意味について再び考えるきっかけとなるでしょう。
MoMAKとKCIは、1980年の「浪漫衣裳展」以来、これまで八度にわたる共同での展覧会を開催してきました。直近の「ドレス・コード?──着る人たちのゲーム」(2019年)では、両館の担当キュレーターたちが第15回 西洋美術振興財団賞「学術賞」を受賞。本展は彼らが再びタッグを組んで企画します。
- KYOTO
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会期:2024年9月13日(金)~ 11月24日(日)
会場:京都国立近代美術館
主催:京都国立近代美術館、公益財団法人 京都服飾文化研究財団
特別協力:株式会社ワコール
開館時間:午前10時~午後6時(金曜日は午後8時まで)
*入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
*ただし、9月16日(月・祝)、9月23日(月・休)、10月14日(月・祝)、
11月4日(月・休)は開館、翌日火曜日が閉館
- KUMAMOTO
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会期:2024年12月21日(土)~ 2025年3月2日(日)
会場:熊本市現代美術館
主催:熊本市現代美術館[熊本市、公益財団法人 熊本市美術文化振興財団]、
公益財団法人 京都服飾文化研究財団特別協力:株式会社ワコール
主な出展作品
18世紀から現代まで幅広い時代のファッションを研究・収集するKCIが厳選した衣服作品、そして人間の根源的な欲望や本能を照射するアート作品から、「着ること」をめぐる人間の願望=「LOVE」について考えます。
- ファッション(予定)
- Alexander McQueen(アレクサンダー・マックイーン)、
Balenciaga(クリストバル・バレンシアガ、デムナ・ヴァザリア)、
Chanel(ガブリエル・シャネル、カール・ラガーフェルド)、
Celine(フィービー・ファイロ)、
Christian Dior(クリスチャン・ディオール、ジョン・ガリアーノ)、
Comme des Garçons(川久保玲)、
Comme des Garçons Homme Plus(川久保玲)、
Gaultier Paris by sacai(阿部千登勢)、
Givenchy(アレクサンダー・マックイーン)、
Gucci(トム・フォード)、
Helmut Lang(ヘルムート・ラング)、
J. C. de Castelbajac(ジャン・シャルル・ド・カステルバジャック)、
Jil Sander(ラフ・シモンズ)、
Junya Watanabe(渡辺淳弥)、
Kostas Murkudis(コスタス・ムルクディス)、
Loewe(ジョナサン・アンダーソン)、
Louis Vuitton(マーク・ジェイコブス)、
Mame Kurogouchi(黒河内真衣子)、
Maison Margiela(ジョン・ガリアーノ)、
Nensi Dojaka(ネンシ・ドジョカ)、
Noir Kei Ninomiya(二宮啓)、
Noritaka Tatehana(舘鼻則孝)、
Pierre Balmain(ピエール・バルマン)、
Prada(ミウッチャ・プラダ)、
Ryunosukeokazaki(岡崎龍之祐)、
Somarta(廣川玉枝)、
Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)、
Thierry Mugler(ティエリー・ミュグレー)、
Tomo Koizumi(小泉智貴)、
Viktor&Rolf(ヴィクター・ホスティン、ロルフ・スノラン)、
Vionnet(マドレーヌ・ヴィオネ)、
Yohji Yamamoto(山本耀司)、
Yoshio Kubo(久保嘉男)、
Worth(ジャン=フィリップ・ウォルト)、ほか
- アート作品(予定)
- AKI INOMATA、
Wolfgang Tillmans、
原田裕規、
松川朋奈、
横山奈美、ほか
NEWS
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2024.04.01
本展プレ・セミナーを開催します
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「LOVE ファッション─私を着がえるとき」展開催に先立ち、2024 年5 月18 日(土)14:00よりプレ・セミナーを開催いたします。本展キュレーターより展覧会趣旨と内容についてのご説明、また特別トークとして、作家の朝吹真理子氏と本展出展デザイナーの小泉智貴氏(Tomo Koizumi)に「服へのさまざまな愛情」についてお話頂きます。
ご招待状をお持ちの方は事前申込が必要です。詳細につきましては、ご招待状をご確認ください。
一般の方や学生の方々にも聴講いただけるよう約40席を一般自由席とします。一般自由席については、当日の正午より京都国立近代美術館1階受付にて整理券を配布します。
ぜひご参加ください。■ 開催概要
日時:2024年5月18日(土)14:00 ~ 15:30(13:30 開場)
会場:京都国立近代美術館 1階ロビー(京都市左京区岡崎円勝寺町)
主催:京都国立近代美術館、公益財団法人 京都服飾文化研究財団
参加費:無料■ 内容
Ⅰ「展覧会概要」
本展キュレーター
牧口千夏(京都国立近代美術館 主任研究員)
石関 亮(京都服飾文化研究財団 キュレーター)
小形道正(大妻女子大学 専任講師)Ⅱ 特別トーク「服へのさまざまな愛情」
朝吹真理子氏(作家)× 小泉智貴氏(Tomo Koizumi デザイナー)聞き手/石関 亮
Ⅲ 団体鑑賞プログラムのご案内
■ お問い合わせ
公益財団法人 京都服飾文化研究財団(KCI)事務局
TEL:075-321-9221 (月~金 9:30 ~ 17:00 ※祝日は除く)
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2024.04.01
本展プレスリリース(Vol.1)を公開しました
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