イベント情報
受付は終了しました:「LOVE ファッション─私を着がえるとき」関連プログラム 講演会 ヴァレリー・スティール氏「FITミュージアムにおけるファッション展」
好評につき、本イベントは定員に達しました。
受付は終了しました。
「LOVE ファッション─私を着がえるとき」関連プログラム
講演会 ヴァレリー・スティール氏「FITミュージアムにおけるファッション展」を開催します。
日時:2025年6月7⽇(土) 14:00-16:00(13:30開場)
講演者:ヴァレリー・スティール博⼠(FITミュージアム〔ニューヨーク州立ファッション工科大学ミュージアム〕館⻑兼チーフ・キュレーター)
※逐次通訳あり、事前申込制
司会:平芳裕⼦(神⼾⼤学⼤学院 人間発達環境学研究科 教授)
会場:東京オペラシティビル 7F 会議室
※アクセスはこちら。
東京オペラシティビル2階オフィスロビーの高層階用エレベーターで7階へお越しください。
定員:70名(申込先着順。人数に達し次第、受付を終了させていただきます。)
参加費:無料
※ただし、ご参加には2025年4月16日より東京オペラシティ アートギャラリーにて開催予定の展覧会「LOVE ファッション─私を着がえるとき」(https://www.operacity.jp/ag/exh285/)当日観覧券が必要となります。観覧券の半券または、オンラインチケットの購入画面を講演会受付にてご提示ください。
ニューヨーク州立ファッション工科大学に付属するFITミュージアム(The Museum at FIT)は、1969年に設立された世界でも数少ないファッション専門の美術館です。同美術館は、18世紀から現代に至るまでの五万点以上の衣服や装飾品、数千点のテキスタイルを収蔵し、体系的に研究・保存しています。これまでに『Fashion and Surrealism』や『Three Women: Kawakubo, Vionnet, McCardell』など、ファッション史において重要な展覧会を数多く開催してきました
2003年から現在まで同美術館の館長兼チーフ・キュレーターを務めるヴァレリー・スティール氏は、これまでに『The Corset: Fashioning the Body』や『Gothic: Dark Glamour』をはじめとする25以上のファッション展をキュレーションしてきました。また、1997年には学術誌『Fashion Theory: The Journal of Dress, Body & Culture』を創刊し、編集長としてファッションスタディーズの学際的な研究の発展に大きく貢献しています。
本講演では、東京オペラシティ アートギャラリーで開催される展覧会「LOVE ファッション─私を着がえるとき」を記念し、ヴァレリー・スティール氏に同美術館のコレクションや自身が手掛けた展覧会のキュレーションについて紹介していただきます。長年ファッション展の企画運営に携わってきた立場から、ファッション展の系譜を解説し、現在の動向を分析した上で、ファッション展の未来について展望していただきます。
主催:公益財団法人京都服飾文化研究財団、⽇本学術振興会科学研究費(基盤研究 B)「ミュージアムにおけるファッション展の⽇本的展開に関する総合研究」(JSPS23H0057 研究代表者:平芳裕子)
本講演に関するお問い合わせ:
京都服飾文化研究財団 五十棲亘(isozumi@kci.or.jp)
※本講演は、2025年4月16日(水)から6月22日(日)まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される展覧会「LOVE ファッション─私を着がえるとき」([主催]公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、公益財団法人京都服飾文化研究財団)の関連プログラムとして開催されます。
Photo by Bennett Raglin/Getty Images for FIT
ヴァレリー・スティール
FITミュージアム〔ニューヨーク州立ファッション工科大学ミュージアム〕館長兼チーフ・キュレーターであり、1997年以来、『The Corset: Fashioning the Body』『London Fashion』『Gothic: Dark Glamour』『A Queer History of Fashion: From the Closet to the Catwalk』『Pink: The History of a Punk, Pretty, Powerful Color』『Paris, Capital of Fashion』など、25以上の展覧会を企画してきた。
また、『Paris Fashion』『Women of Fashion』『Fetish: Fashion, Sex and Power』、『The Corset』、『The Berg Companion to Fashion』、『Fashion Designers A-Z: The Collection of The Museum at FIT』など、30冊以上の書籍を執筆・編集しており、それらは中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語に翻訳されている。さらに、ファッションスタディーズ分野における初の学術誌『Fashion Theory: The Journal of Dress, Body & Culture』の創刊者であり、現在も編集長を務めている。
ヴァレリー・スティールは、高度な学識(イェール大学にて博士号取得)に、一般読者との類稀なるコミュニケーション能力を兼ね備え、著述家、キュレーター、編集者、知識人として、ファッションスタディーズという現代的分野を創り上げ、ファッションの文化的意義に対する認識の向上に貢献してきた。また、『Oprah Winfrey Show』や『Undressed: The Story of Fashion』など、多くのテレビ番組にも出演。ワシントン・ポスト紙には「ファッション界で最も頭脳明晰な女性」と評され、スージー・メンケスには「ファッション界のフロイト」と称された。また、Business of Fashion 500の「世界のファッション業界を形成する人々」(2014年~現在)に選出されている。
【講演会関連書籍】
題名 『ファッションセオリー──ヴァレリー・スティール著作選集』
著者名 ヴァレリー・スティール
監訳者 平芳裕⼦、蘆⽥裕史
共訳 五⼗棲亘、鈴⽊彩希、⼯藤源也
出版社 アダチプレス
発売日 2025年6月10日
版型 A5判ハードカバー、544ページ(モノクロ図版140点)
ISBN 978-4-908251-19-1
予価 6,600円(本体6,000円+税10%)
内容紹介
「ファッション界のフロイト」と称されるファッションスタディーズの第一人者の全貌をはじめて紹介する、日本オリジナルの著作集。研究の方法論からアートやセクシュアリティとのかかわりまで、19世紀パリから現代日本まで、「文化としてのファッション」を幅広い視点から論じた重要論考17編を、140点の図版とともに収録。