イベント情報
シンポジウム「ファッション展の現在とキュレーション─歴史・批評・ミュージアム」
日時:2024年11月4日(月・祝)13時30分-16時30分(開場は13時)
場所:京都国立近代美術館1階講堂
登壇者:
平芳裕子 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授)司会
小形道正 (大妻女子大学 家政学部 専任講師)
小野寺奈津 (国立新美術館 特定研究員)
髙木遊 (金沢21世紀美術館 アシスタント・キュレーター)
五十棲亘 (KCI アシスタント・キュレーター)
参加費・申込方法: 無料(ただし、「LOVE ファッション─私を着がえるとき」観覧券が必要)
先着80名。当日11時より1階受付にて整理券を配布します。整理券はひとり1枚のみお渡しします。
主催:
京都服飾文化研究財団
科学研究費補助金 基盤研究(B)「ミュージアムにおけるファッション展の日本的展開に関する総合研究」(JSPS23H0057 研究代表者:平芳裕子)
神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 人間発達専攻表現系 ファッション文化論研究室
美術館や博物館などのミュージアムにおいて「ファッション」の展覧会が開催されるようになって久しい。有名ファッションデザイナーの回顧展が開催され、ラグジュアリーブランドの膨大なアーカイブが展示され、本来、流行として消費されるファッションに対して芸術としての付加価値が与えられている。しかしながら個人の創造としてのデザイナー展やプロモーションを担うブランド展を超えた「ファッション展」の新たな可能性がいま模索されている。私たちの身体や社会と密接な関わりをもつファッションを、ファッション展のキュレーターはいかに展示することができるのだろうか。歴史を見据え、現在を洞察する批評性を備えたファッション展は、いかにして可能となるのだろうか。
展覧会「LOVE ファッション─私を着がえるとき」に際して開催される本シンポジウムでは、近年話題のファッション展をつくり上げてきた新進キュレーターとともに、「ファッションのキュレーション」の実践とそれにまつわる諸問題について討議する。日本で初めて本格的なファッション展が開催された京都国立近代美術館において、「ファッション展の現在とキュレーション」のあり方を討議することによって、ファッション展の歴史と現在を未来へ繋いでいく試みとしたい。
本シンポジウムに関するお問い合わせ:
担当:五十棲(isozumi@kci.or.jp)
シンポジウム「ファッション展の現在とキュレーション」チラシ.pdf