KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

スーツ(ジャケット、ベスト、パンツ)

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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スーツ(ジャケット、ベスト、パンツ)

1952年

デザイナー
不詳
ブランド
ワトソン、ファガーストローム&ヒューズ
レーベル
WATSON, FAGERSTROM & HUGHES LTD.
素材・形状特徴
黒地に白のストライプのウール・フラノ。ジャケットは8つボタンのダブルブレステッド、サイドベンツ、ピークト・ラペル、カフ・スリーブ。ベストは6つボタンのシングルブレステッド。パンツはツータック、カフ付き。
クレジット・ライン
株式会社ジョイックスコーポレーション寄贈
収蔵品番号
AC13674 2018-30-AC

ファッション・デザイナーであり、自身もダンディとして戦後イギリスの男性ファッションを先導したバニー・ロジャー[1911-97]が着用していたスーツ。広い肩幅に細いウエストで着丈が長いジャケットと細身のパンツを合わせたネオ・エドワーディアン・スタイル。20世紀初頭のエドワード朝時代の流行に範を求めた復古調のスタイルで、50年代中頃になると労働者階級の若者たちも採り入れ、テディ・ボーイ・スタイルを生み出した。

1950s