KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

カクテル・ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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カクテル・ドレス

1959年春夏

デザイナー
クリストバル・バレンシアガ
ブランド
エイサ
レーベル
EISA
素材・形状特徴
ブルーの絹タフタのワンピース・ドレス。前あき。スカート裾にフリンジ。
収蔵品番号
AC4879 1984-22-10

肩から裾に向かって台形を描くゆったりとしたシルエットが特徴的な、通称「ベビー・ドール」ドレス。上質の絹タフタによって、明快なラインのドレスが表現されている。1950年代の流行とは一線を画し、バレンシアガは体を抽象的に捉えながら、洗練された造型の服を作った。
「エイサ」は、スペイン出身のバレンシアガがパリに移る前の1919年、サン・セバスチャンに開店したメゾン。後バルセロナ、マドリッドにも同名の店を開いた。37年、パリに移住し、自らの名を冠してメゾンを開店。チュニック・ドレス(1955年)、ベビー・ドール(1957年)、サック・ドレス(1958年)など、新しい造型を開拓した。

1950s