『時代を着る:ファッション研究誌『DRESSTUDY』アンソロジー』出版のお知らせ

2008.03.30 Update

『時代を着る:ファッション研究誌『DRESSTUDY』アンソロジー』出版のお知らせ

 この度、KCIは、『時代を着る:ファッション研究誌『DRESSTUDY』アンソロジー』を出版いたしました。
 1982年に創刊したKCIの研究誌『DRESSTUDY(ドレスタディ)』は、2006年、通算50号を数えました。本誌は創刊以来、KCIの研究公開活動の一環として国内外のさまざまな分野の専門家による寄稿、そしてKCIスタッフによる研究論考を多数掲載しており、25年にわたるこれまでの学際的な研究の蓄積は、服飾文化のみならず他の多くの分野においても少なからず有用有益であると信じています。
 しかし、『DRESSTUDY』のバックナンバーは在庫が僅少で、せっかくの過去の優れた論考が、現在ほとんど読むことができないのは非常に残念なことです。そこで、この通算50号達成を1つの節目として、これまで掲載された秀逸な文章の中からさらに厳選し再構成した論考集を編纂することといたしました。第一級の研究者やアーティストによる流麗で説得力のあるテクストとKCIスタッフの研究成果が紡ぎ出す多彩なディスクールの数々は、衣服という枠組みを超えて、社会、歴史、文化を見つめる糸口となるでしょう。

【概要】
タイトル: 時代を着る:ファッション研究誌『DRESSTUDY』アンソロジー
版型: A5判 約350頁
定価(税込): 1,680円
梱包発送料(税込): 1~5冊 ¥500、6~10冊 ¥1000
企画・編集: 京都服飾文化研究財団
レイアウト: 大向デザイン事務所
印刷: 野崎印刷紙業株式会社
出版時期: 2007年2月1日
お申込み方法: 下記『申込書』をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、当財団までご返送ください。 申込書をダウンロード
【掲載論考】
高階秀爾 「着るものと脱ぐもの」(第3号掲載)
巖谷國士 「ダリと1930年代の「モード」」(第10号)
鷲田清一 「20世紀の身体」(第18号)
鹿島茂 「エロスと性」(第27号)
船曳建夫 「脱皮する・腐り残る」(第33号)
塚原史 「「アウラの消滅」以後」(第42号)
伊東乾 「未必のアヴァンチュール」(第46号)
上野千鶴子 「ジェンダー研究の変遷と男性学の可能性」(第49号)
ほか、多数

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