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収蔵品紹介26:プレタポルテの幕開け―久田尚子氏のワードローブを中心に/"Pick out from The KCI's collection, No.26" at The KCI Gallery

2018.01.26 Update

ファッショナブルな既製服「プレタポルテ」が急成長したのは、女性の社会進出が推進され、若い世代の主義主張が体制を揺るがせた1960年代でした。社会の価値観を根底から変革した68年のパリ五月革命を経て、70年代には、それまでのファッションを牽引してきた高級仕立服「オートクチュール」をプレタポルテが凌駕しました。
 久田尚子氏[1935-2012]は、こうした20世紀後期のファッションの動向をつぶさに観察し、自ら積極的に体験することによって生き生きとした情報を私たちに届けた、日本を代表するファッションの編集者の一人でした。
 本展は久田氏が1960年代から70年代にかけて着用し、後にKCIへ寄贈した衣服作品を中心に展示し、プレタポルテが大きく飛躍した当時を振り返ります。

【概要】
会期:2018年1月29日(月)~4月27日(金)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:土・日・祝日(3月21日祝日は開館)
会場:KCIギャラリー
入場料:無料
*団体(20名様以上)でお越しの場合は、事前にご連絡くださいますようお願いいたします。
出展作品:ドロテ・ビス、ケンゾー、ジョルジオ・ディ・サンタンジェロ など1960-70年代のプレタポルテ:16点。アクセサリー:11点。下着:2点。ファッション誌:5冊。
計34点

KENZO.jpg
Kenzo Takada
Blouse
c. 1972
©The Kyoto Costume Institute, gift of Shoko Hisada

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