1910年代から30年代は、世界各地で様々なモダンの形が現われた時代でした。機能主義に基づく「モダニズム」は、いまなお当時の中心的な動向とみなされていますが、一方で、大衆消費社会が進展したこの時代は、常に新しくあるために装飾することに価値が置かれた、儚き「モダニティ」の時代でもありました。本展は当時の装飾芸術、ファッションなどを展覧し、作家たちがときに交わり、ポリフォニーのごとく共鳴しながら探求したいくつものモダンの形を紹介。豊田市美術館からの巡回となります。
KCIからはポワレの1911-12年のドレスと1920年のコート、ヴィオネの1922年頃のドレス、ランヴァンの1926-27年のドレス、シャネルの1927年頃のアンサンブル、パニゾンの帽子、デュナンのシガレット・ケースなどを出展します。
ぜひご高覧ください。

[概要]
　展覧会名：交歓するモダン　機能と装飾のポリフォニー
　会場：島根県立石見美術館(島根県益田市有明町5番15号)
　会期：2022年9月17日（土）～11月28日（月）
　　※会期中一部展示替えあり　前期：10月24日まで、後期：10月26日から
　時間：9:30～18:00（展示室への入場は17:30まで）
　休館日：火曜日
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Madeleine Panizon, Cloche, c. 1925
©The Kyoto Costume Institute, photo by Masayuki Hayashi

[Exhibition Outline]
　Exhibition Title: "The Polyphony of Function and Decoration
　　　　　──Modern Synchronized and Stimulated Each Other"
　Exhibition Dates: 2022.09.17－2022.11.28
　Venue: Iwami Art Museum
　　　　　5-15 Ariake-cho, Masuda-shi, Shimane-ken, 698-0022 JAPAN
　Opening hours: 9:30-18:00
　　　(Entry to the galleries is permitted until 30 minutes before closing.)
　Closed: Tuesdays
　Collection Loan: 5 dresses and 5 accessories from the KCI collection have been loaned out to
　　　this exhibition.
　　　Dress=Jeanne Lanvin 1926-27, Paul Poiret 1911-12, Paul Poiret 1920,
　　　　　　Madeleine Vionnet c. 1924, Gabrielle Chanel c. 1924
　　　Cloche=Madeleine Panizon, c. 1925.
　　　Cigarette case and others=Jean Dunand, c.1925.

For more information, please visit Museum’s website.