明治天皇妃、美子皇后（1849-1914）のちの昭憲皇太后は、日本の近代化が進められるなか洋装の先駆者となりました。その現存最古の大礼服（皇室の第一礼装）が京都で保存されてきましたが、劣化が進行。明治維新150年を機に、モニカ・ベーテ氏（中世文化研究所　所長）が中心となって大礼服の研究修復復元プロジェクトが発足しました。ヨーロッパ製かと考えられてきましたが、修復を始めると日本製の可能性も、また別の可能性も。世界五カ国の専門家が集う本プロジェクトをNHKが長期取材し、大礼服制作の謎に迫ったドキュメント番組が放映されることになりました。
深井晃子KCI名誉キュレーターは、西欧服飾史の専門家として番組に出演します。
ぜひご覧ください。

[番組概要]
番組名：ロイヤル・ミステリー　皇后のドレスの謎
日時：3月18日（土）午後9:00〜午後10:30
チャンネル：BSプレミアム