収蔵品紹介32 昼と夜のための2つのボディス:19世紀後半のドレスより/Pick out from KCI's collection, No.32
2021.09.15 Update
ELEONORE LELONG店、1895年頃
左:昼用ボディスとスカート、右:夜用ボディスとスカート
京都服飾文化研究財団所蔵
© Collection of The Kyoto Costume Institute
19世紀後半、女性服は、時間帯や場所、用途に応じて、どのように装うかという決まりごとによって着分けられていました。それによって、女性たちには多種多様なドレスが必要となりました。
当時のドレスは、基本的に、同じテキスタイルが使用されたボディス(上衣)とスカートによって構成されていました。KCIは、1つのスカートに対して、昼用と夜用の2つのボディスを持つドレスを数点所蔵しています。ボディスを着替えることによって、昼から夜への装いへと変えることができるドレスです。数多くのドレスを誂る必要があった当時、スカート1着分の費用が節約できるという、経済的な理由などによるものでしょう。
本展では、1840年代から1890年代までの、昼用と夜用の2つのボディスを持つドレスを紹介します。
【概要】
*本展は完全予約制です。予約方法、新型コロナウイルス感染症への対応についてはこちら
会期:2021年9月27日(月)―12月24日(金)
開館時間:午前9時30分―午後5時
休館日:土・日・祝日(ただし、11月3日(水・祝)は開館)
会場:KCIギャラリー(86m²の小さなギャラリーです)
入場料:無料
出展作品:昼用と夜用の2つのボディスを持つドレス、4セット。計8点。
出展外の4セットについてはプロジェクターにて映写。
"Pick out from KCI's collection, No.32" at KCI Gallery
*Reservation required. Click here for reservation.
Title: "Pick up from KCI's collection, No.32: Two Interchangeable Bodice for Day and Night From Dresses in the Late 19th Century"
Exhibited works: 4 sets of dresses with two interchangeable bodices for day and night. And 4 sets of dresses not exhibited will be projected.
Date: September 27th (Monday) -December 24th (Friday), 2021
Monday to Friday, 9:30 a.m.-5:00 p.m.
Closed on Saturdays, Sundays and National Holidays, except 3rd November (Wed. National Holiday).
Venue: KCI Gallery
Entrance: Free
* KCI does not own a permanent exhibition gallery.
* The space of the KCI gallery is 86m² (926 ft²).