KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

シュミーズ

© The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa

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シュミーズ

1920年代 - 製作国不詳

素材・形状特徴
ブルーの絹クレープ・デ・シン。レースはめ込み。
収蔵品番号
AC1532 78-39-64

贅沢なシルク製シュミーズ。筒型でダーツは無く、細かく浅いプリーツと、胸元と裾にはめ込んだレースで体に緩やかにフィットする。20世紀になって、活動的な女性の為のストレートで軽やかな新しいファッションへと大きく変化した。女性服は、構造的にも大きく変化した。それはまた、女性下着の構造を激変させた。軽やかになったドレスの為に、肌に直接つけるものとして長い間使われてきたシュミーズは、リネンやコットン製でボリュームがあったが、それに代わって繊細でスリムなシルクのシュミーズが登場した。

1920s