KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

舞踏会用ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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舞踏会用ドレス

1894年頃

デザイナー
シャルル=フレデリック・ウォルト
ブランド
ウォルト
レーベル
PARIS C. WORTH PARIS
収蔵品番号
AC9259 95-37-1

大きな袖が特徴的なドレス。1890年頃から袖が膨らみはじめ、ジゴ袖の再来ともいえる大きさとなり、エレファント・スリーブと呼ばれた。最大となったのは95年頃。ボディスには13本のボーンが裏打ちされている。現在欠落しているが、おそらく当時は前スカートの上部にもシフォンの飾りが付いていた痕跡があり、ウォルトの顧客である上流階級の舞踏会用にふさわしい華やかなドレスだったと思われる。

1890s