© The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa
画像にマウスカーソルを乗せると拡大します。
扇
19世紀後期 - 日本
- 素材・形状特徴
- 象牙製のスティックをリボンで繋げたブリゼ型。蒔絵や象嵌による装飾。根付け風タッセル付き。
- 寸法
- 19.6cm、幅/34cm
- 収蔵品番号
- AC2802 79-23-15
欧米市場向けの日本製扇。扇面の片面には浮世絵風の人物像、もう一面に花籠に盛り込まれた紅葉や菊、上辺に昆虫や鳥が精巧な蒔絵の手法で描かれている。親骨の梅や菊などの細工は、ヒスイや珊瑚、貝による象嵌である。本品はフランスで使われ、要には西欧で収集熱が高まっていた根付け風のタッセル飾りが付いている。
19世紀後期、ジャポニスムの広がりと共に多くの日本の品が輸出された。なかでも扇は最も人気の品の一つだった。
1890s
KCI