KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

イヴニング・ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

画像にマウスカーソルを乗せると拡大します。

イヴニング・ドレス

1902年頃

デザイナー
ジャン=フィリップ・ウォルト
ブランド
ウォルト
レーベル
PARIS C. WORTH PARIS
素材・形状特徴
クリーム色の絹タフタにピンクと青のバラ柄が織り出されたシネ(ほぐし織の一種)。共布のアップリケ。レース、チュール。ボディスとスカートのセット。
収蔵品番号
AC3886 81-25-2AB

バラ柄は織る前にあらかじめ模様を染めた経糸を用いて織り出された、ほぐし織の一種であるシネ。水に濡れて滲んだようなバラ柄は、同素材から切り取ったバラ模様のアップリケや、レースやチュールと組み合わせられ、スカート下部は上層のレース越しにて覗く。シネが織り出す淡い色調とレースやチュールをふんだんに用いたベル・エポック期の嗜好がよくあらわれている。
ウォルト店はシャルル=フレデリック・ウォルト(1825-1895)が1858年にパリに開店したオートクチュール・メゾン。その顧客には世界の王侯貴族や富裕層が名を連ねた。

1900s