KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

Tシャツ

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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Tシャツ

2017年春夏

デザイナー
マリア・グラツィア・キウリ
ブランド
クリスチャン・ディオール
レーベル
Christian Dior PARIS
素材・形状特徴
白の綿/麻ジャージー。胸部にプリントで「WE SHOULD ALL BE FEMINISTS」のメッセージ。
クレジット・ライン
クリスチャン・ディオール・クチュール寄贈
収蔵品番号
AC13663 2018-27-1

「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」と訳される一文は、ナイジェリア人作家のチママンダ・ンゴズィ・アディーチェが2012年に行ったレクチャーとその後出版されたエッセイのタイトルから採られている。老舗ブランド初の女性アーティスティック・ディレクターとなったマリア・グラツィア・キウリが最初のコレクションで発表。ファッション誌の表紙だけでなく、有名女優や歌手、ブロガーたちによる着用写真のSNS投稿で話題となった。「ファッションには多くの人々への発信力と、軽やかな方法で深遠なテーマに触れる力がある」とデザイナー自身が語るように、着ることを通じて共感や連帯を呼びかける、メッセージ力の強い作品。

2010s