KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

デイ・ドレス「シガール」

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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デイ・ドレス「シガール」

1952年秋冬

デザイナー
クリスチャン・ディオール
ブランド
クリスチャン・ディオール
レーベル
Christian Dior PARIS AUTOMNE-HIVER 1952(22800 スタンプ)(52751手書き)
素材・形状特徴
グレーの絹オットマン・モワレ。ナイロン・チュールのペティコート付き。
収蔵品番号
AC391 77-13-8AC

シャープなシルエットが特徴の「プロフィール・ライン」と呼ばれるコレクションの一つ。
ほっそりとした上半身と対照的に鋭角的に張り出したフォルムのスカートは、同型の立体的な裁断の固いペティコートをはくことで、完璧なシルエットを演出している。
1947年の「ニュー・ルック」以来、パリ・オートクチュールの黄金時代をリードしたディオールは、「チューリップ・ライン」、「Aライン」など、シーズンごとに新しいシルエットを次々生み出した。彼は固い芯地やボーンを用いることにより、ドレスそのものに立体的なシルエットを与えた。

1950s