KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

ストマッカー

© The Kyoto Costume Institute, photo by Toru Kogure

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ストマッカー

1760年代 - スイス

素材・形状特徴
オフ・ホワイトの絹サテン。立体的な装飾ブイヨネや、多色の絹糸、シュニール糸、フライ・フリンジの小さな造花飾り。
収蔵品番号
AC4854 84-18-13

18世紀女性服の胸元に着装されたストマッカー。これはV字型のパネル状胸衣で、前が空いたガウンに取り付けられ、着装された。最も人目を引く胸部を被うこの部分には立体的で多彩な装飾が施され、装飾に溢れる装いの中でも特に贅が尽くされる。豪華な刺繍やレース飾り、リボン結びの列を並べたエシェル、時には宝石で飾られた。着装はガウンにピンでとめるため、手間がかかった。

1760s-1770s