
© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
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ドレス
1770年頃(素材1740年頃) - イギリス
- 素材・形状特徴
- 黄色に多色で花卉、大木、ギリシア風モチーフを織り込んだスピタルフィールズ製絹ブロケード。カフス付きの袖口。
- 収蔵品番号
- AC4340 1982-21-3
イギリスのスピタルフィールズ製テキスタイルのドレスは、18世紀の織物技術の粋を見せている。黄色の地に織りだされた中国風と、古代ギリシアのモチーフは、どちらも当時流行のもの。
異国への憧れをかきたてる中国趣味(シノワズリー)は、珍しさと共に、異国的な美学が西洋における新たな創造の糧となった。また、1738年に始まる古代ローマ遺跡ヘラクラネウムの発掘によって広がった古代ギリシア・ローマ時代への憧憬を示すモチーフが混在するデザインは、この頃広く流行したものである。
1760s-1770s
KCI