
© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
画像にマウスカーソルを乗せると拡大します。
ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)
1770-75年代頃 - フランス
- 素材・形状特徴
- ブルーと白の縞柄と花づな模様のリヨン製絹ブロケード。共布とフライ・フリンジの縁飾り、1段のパゴダ型袖。共布のストマッカーとペティコート。
- 収蔵品番号
- AC5175 1985-37-3AC
共布を針と糸で立体的に寄せた装飾とフライ・フリンジが、ガウンとペティコート、ストマッカーに施されている。繊細さと華やかさを併せ持つロココ趣味の優雅な盛装。使用されたテキスタイルは、サテン地にカヌレ織などを複雑に組合せ、さらに縞柄の白地の部分に小さな薔薇の花づな模様を精巧に織り込んだもの。縞と花の組み合わせは当時のテキスタイルの流行であり、18世紀後半に顕著になる服飾の軽やかな傾向がうかがえる。
1760s-1770s
KCI