
© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
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ドレス(ローブ・ア・ラ・フランセーズ)
1775年(素材:1760年代) - フランス
- 素材・形状特徴
- アイヴォリーの横畝地(カヌレ)に絹ブロケードで花束と毛皮柄が織り出されている。2段のパゴダ袖。
- 収蔵品番号
- AC11075 2004-2AB
地模様のカヌレ織に多色の花束と毛皮柄が精巧に織りだされた見事なテキスタイル。
精巧なカヌレ織りだけでなく、シェニールやシルク・フロス、撚糸などの多様な糸を絵模様に使用して複雑な織柄を表したテキスタイルは、その質の高さとデザインで名声を誇ったフランスのリヨン製絹織物の技巧の高さを示している。本品は、パリ近郊ジュイ=アン=ジョザスで近代プリント産業の祖を築いたクリストフ・オーベルカンプの妻が、1775年、王妃マリー=アントワネットに拝謁したときに着用したものとされている。
1760s-1770s
KCI