KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

コルセット

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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コルセット

1820年代 - アメリカ

素材・形状特徴
白い綿サテンにキルティング。柔らかいバスクとボーン入り。
寸法
80cm (バスト) / 49cm (ウエスト)
収蔵品番号
AC5140 85-24

全体に柔らかい仕立てのこのコルセットは、ウエストを細く締める力はさほど強くない。19世紀初頭に一旦姿を消したコルセットが再登場して間もない頃のものである。コルセットは、フランス革命後、ドレスのシルエットがハイ・ウエストの筒型に変化するに伴い一時期姿を消していた。1820年代半にドレスのウエストラインが再び下降し、細くなっていくに従い復活し、以降、20世紀初頭まで再び女性の必需品となった。

1820s-1840s