KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

デイ・ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa

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デイ・ドレス

1826年頃 - イギリス

素材・形状特徴
緑、黄のストライプ・プリントの絹タフタ。ワンピース・ドレス。大きく膨らんだ袖は緑の無地の絹タフタ。裾に絹タフタで葉模様のアップリケ、立体的な縁飾り。両肩に結び目の装飾。
収蔵品番号
AC284 77-12-1

羊の脚のような形状からジゴ袖(英語ではレッグ・オブ・マトン袖)と呼ばれている大きな袖をもったドレス。流行のプリント地が巧みに用いられ、それを随所に施したパイピングでアクセントをつけている。1820年代から膨らみ始めた袖は、この後、30年代半ばに最大に達する。女性服のシルエットがめまぐるしく変化した19世紀、大きな袖は再び世紀末に流行することになる。

1820s-1840s