KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

スーツ[左] スーツ[右]

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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スーツ[左]
スーツ[右]

1983年頃[左]
1990年頃[右]

デザイナー
アンヌ=マリー・ベレッタ[左]
クロード・モンタナ[右]
ブランド
アンヌ=マリー・ベレッタ[左]
クロード・モンタナ[右]
レーベル
ANNE MARIE BERETTA PARIS[左]
claude montana[右]
素材・形状特徴
グレイのピン・ストライプのウール・フラノのジャケットとスカート。パッチ・ポケット。前スカートにスリット。[左]
グレイのピン・ストライプのウール・フラノのジャケットとスカート。ファスナー。[右]
収蔵品番号
AC10346 2000-29-1AB [左]
AC10194 99-36-5AB [右]

1980年代ファッションを代表するデザイナーによるスーツ。攻撃的、とも評されるほど力強い造形美を創り出して高い人気を得たモンタナ。一方のベレッタもオートクチュールのメゾンに学んだ縫製技術を生かして知的な女性の日常着を提案し、80年代のパリ・ファッションを牽引した。
79年にはイギリスで女性首相サッチャーが誕生し、男女平等という社会へ向けた動きが現実のものとなる80年代、社会に進出した女性たちは広く高い肩、ミニ・スカートという、パワー溢れるファッションで武装し、男性社会に立ち向かった。

1980s