KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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ドレス

1986年春夏

デザイナー
アズディン・アライア
ブランド
アライア
レーベル
ALAÏA PARIS
素材・形状特徴
ブルーの綿デニムのワンピース・ドレス。前あき、胸ポケット、袖口にファスナー
クレジット・ライン
宋明美氏寄贈
収蔵品番号
AC13616 2018-6-4

ブルー・デニムで作られたドレス。1940年代のクレア・マッカーデルなど、デニムのドレスを制作する例は過去にも存在する。しかしここでは、デニムのカジュアルなイメージを覆し、素材としての可能性や新しい美意識を探ろうとする姿勢をみることができる。
アズディン・アライアは、1980年代のボディ・コンシャスなファッションを牽引したデザイナーの一人。デニムという硬い素材を用いつつ、独特の曲線的な裁断と、ライダーズ・ジャケットにヒントを得たファスナーの使用によって、幅広い肩、胸と腰の立体性を強調するライン、ミニ・スカートという当時のパワー・ドレッシングのフォルムを生み出している。

1980s