KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

ジャケット[左] ジャケット[中央] ジャケット[右]

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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ジャケット[左]
ジャケット[中央]
ジャケット[右]

1988年秋冬[左]
1990年春夏[中央]
1980年代末[右]

デザイナー
ティエリー・ミュグレー[左]
ティエリー・ミュグレー[中央]
ティエリー・ミュグレー[右]
ブランド
ティエリー・ミュグレー[左]
ティエリー・ミュグレー[中央]
ティエリー・ミュグレー[右]
レーベル
Thierry Mugler PARIS[左]
Thierry Mugler PARIS[中央]
Thierry Mugler PARIS[右]
素材・形状特徴
黄色のポリエステル・トリアセテート交織。前あき、後ろ身頃左裾をジグザグに裁断。袖口を斜めに裁断。[左]
八色のウール・ギャバジンをパッチワーク。五色のスナップ・ボタン。右裾を斜めに裁断。[中央]
サーモン・ピンクのウール・ギャバジン。ハイ・ネック。[右]
クレジット・ライン
小山寿美代氏寄贈[左] 小山寿美代氏寄贈[中央] 小山寿美代氏寄贈[右]
収蔵品番号
AC10151 99-30-14A [左]
AC10155 99-30-18 [中央]
AC10153 99-30-16 [右]

女性らしい魅力を力強くアクセントづけた1980年代のジャケットの典型。肩の高さと広さを誇張したシルエットは、分厚い肩パッドで作り出された。
75年、パリ・プレタポルテにデビューしたミュグレーは、鮮やかな色彩と立体的な裁断の服作りで80年代の「パワー・ドレッシング」「ボディ・コンシャス」を牽引した一人である。シアトリカルと評された彼の服はセクシーでパワフルな女性像を具現化し、それを着る女性たちに自信を与えた。

1980s