KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

イヴニング・ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa

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イヴニング・ドレス

1911年冬

デザイナー
ジャンヌ・パキャン
ブランド
パキャン
レーベル
Paquin HIVER 1911-PARIS 3.Rue de la Paix LONDON 39 Dover Street 36193
素材・形状特徴
オフ・ホワイトの絹ジャカード。花柄模様。ツーピース・ドレス。ベルト部分はビーズ刺繍、スカラベを象った焼き物の装飾。
収蔵品番号
AC4207 82-8-4AB

エジプト風のスカラベの装飾を配したベルトとアシメトリーなスカートのデザインが特徴的。当時の東洋趣味の流行がよく表れている。1891年、パリにメゾンを設立したジャンヌ・パキャンは、豪華でロマンティック、上質な仕立てで社交界の女性や女優らの人気を博した。いち早くロンドンなど世界各地に支店を開設、ランジェリーや毛皮部門を設立し、ビジネスを拡大して成功を収めた。

1910s