
© The Kyoto Costume Institute
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パジャマ
1925年頃 - 製作国不詳
- デザイナー
- 不詳
- ブランド
- 不詳
- レーベル
- 無し
- 素材・形状特徴
- レーヨン。細かい菱形モチーフの柄織。共布のトリミング。青、緑、赤の水玉模様のアップリケ。ジャケット、トップ、パンツのセット。
- 収蔵品番号
- AC12170 2009-52-1AC
ジャケットとパンツは、黒地に緑色の同素材テープの装飾と水玉模様のアップリケ。トップはジャケット等とは色彩が反転し、緑地に黒の同素材テープの装飾と、ジャケットと同様のアップリケ。20世紀初頭に商業化されたレーヨンの使用、黒地にヴィヴィッドな色彩、大小の水玉を散りばめた幾何学モチーフなど、当時の流行を示している。
インドから19世紀末イギリスに伝わり男性の就寝着として広がったパジャマは、1920年代、女性用のおしゃれな部屋着として流行した。20年代後半からは、リゾート地などでビーチ・ウエアとしても広がった。女性がパンツをはくことが許されなかった当時、室内やリゾート地や非公式な場から次第に広がり、パジャマは女性のパンツ・スタイルの先駆けととなった。
1920s
KCI