KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama

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ドレス

1922年頃

デザイナー
ツィママン/ラウル・デュフィ(テキスタイル)
ブランド
ツィママン
レーベル
Zimmermann 10 Rue des Pyramides. PARIS
素材・形状特徴
薔薇模様のプリントの絹クレープ。黒いクレープ・デ・シンの嵌め込み。裾にレーヨンのフリンジ。
収蔵品番号
AC9171 94-38-2

本品のテキスタイルは画家、ラウル・デュフィがリヨンの織物メーカー、ビアンキニ=フェリエ社のためにデザインしたもの。ツィママンは赤い薔薇が描かれたボーダー部分を活かしてドレスに仕立てた。薔薇はデュフィのもっとも好んだモチーフの一つで、ここでは木版による素朴なタッチで表現されている。
デュフィは1912年から28年まで同社と契約し、数多くのデザインを提供した。これらの生地はツィママンをはじめ、ポワレらにも多用された。

1920s