KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

イヴニング・ドレス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Taishi Hirokawa

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イヴニング・ドレス

1920年代中期

デザイナー
ルシアン・ルロン
ブランド
ルシアン・ルロン
レーベル
LUCIEN LELONG 16 RUE MATIGNON PARIS
素材・形状特徴
ペール・ピンクの絹シフォンのワンピース・ドレス。ペタルを全身に留め付けている。ラインストーン、シルバー・ビーズ、金色の皮革で植物模様の刺繍。ロー・ウエストにベルト風の刺繍。
収蔵品番号
AC3753 81-6-3

薄く、繊細な素材の上にびっしりと装飾が縫いとめられたダンシング・ドレス。動くたびにフリンジが揺れる。1910年代以来、タンゴやチャールストンといった新しいダンス音楽が欧米の人々を虜にする。人々は動きの激しいダンスに熱狂した。ダンスの動きに映えるシークインやフリンジを多用したダンス用ドレスの流行は、「ローリング・トゥエンティ」、あるいは「ジャズ・エイジ」と呼ばれた20年代らしさにあふれている。

1920s