KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

室内履き

© The Kyoto Costume Institute, photo by Richard Haughton

画像にマウスカーソルを乗せると拡大します。

室内履き

1920年代 - 日本

素材・形状特徴
白の皮革。型押しと手彩色による日本の風景。履き口に白い毛皮。革の靴底に型押し。
寸法
28.5cm (長さ) / 8.5cm (幅) / 4.5 cm (ヒール高)
収蔵品番号
AC7624 92-35-3AB

日本の風景が描かれたこの室内履きは、「made in Japan」の刻印が靴底に押されている。日本の土産品あるいは欧米向けに作られた輸出品である。室内履きは、室内着や扇などとともに輸出品目の一つだった。富士山などいかにも日本的なモチーフに加え、左右対称ではなく左右一対を1つの画面として扱っている点もきわめて日本的である。

1920s