KCIDigital Archives

京都服飾文化研究財団(KCI)の収蔵品から選りすぐった作品を、画像と解説付きでご覧いただけます。

パンプス

© The Kyoto Costume Institute, photo by Masayuki Hayashi

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パンプス

1920年代

デザイナー
アンドレ・ペルージア
ブランド
ペルージア
レーベル
Perugia BTÉS.G.D.G.21 AVEN.DAME.NICE 11.FAUBG ST HONORÉ PARIS
素材・形状特徴
赤と黒の絹サテン。メタル・ビーズによる草花模様の刺繍。釦留めのストラップ。
寸法
23.0cm (長さ) / 7.0cm (幅) / 8.0cm (ヒール高)
収蔵品番号
AC9039 93-50-1AB

赤と黒のコントラストが鮮やかなハイヒールのパンプス。1920年代に流行したストラップ装飾。当時、スカート丈は膝まで上がり、靴の重要度が増す。それに伴い靴職人とは一線を画す靴デザイナーが登場する。ポワレのために靴をデザインして名を広めたアンドレ・ペルージアは、20世紀前半を代表する靴デザイナーだった。靴職人としての技術と従軍時に培った工学的知識に根差した精緻なデザインが高く評価される。30年代には、エルザ・スキャパレリと共にシュルレアリスティックなデザインの靴を制作した。

1920s